CN-INTERVOICE

福島 成駿

福島 成駿ディレクター(東京本社)

1983年生まれ

大学卒業後 2006年CNインターボイスへ
フジテレビ「ホルスの好奇心」などのアシスタントを経てディレクター
NHK総合「お天気バラエティー気象転結」、
NHK-BS1「勝利へのセオリー」、TBS「オクノテ」を始め
NHKから民放まで、局の垣根を越えてディレクターとして活躍中

◎私の好きな時間 「電車の中の移動時間」

この世界を目指したきっかけは?

大学では人文学部社会学科だったのですが、活動の中心はテニスサークル。テニス自体よりも事あるごとに行うイベントの企画や余興を考えるのが楽しくなって、「自分は楽しませる側が好きなのでは」と思うようになりました。
別に映像に関する専門知識は無かったのですが、もともとテレビ番組が大好きで「人を楽しませるための工夫」で勝負したいと考えるようになって、この世界を志望しました。

あなたが担当した番組について教えてください。

ジャンルにしてドキュメンタリーから情報バラエティまで、元旦の生中継番組も経験しました。印象に残っているのは、はじめて本格的にディレクターを担当したスポーツドキュメンタリー、『勝利へのセオリー』。元陸上選手の為末大さんが第一線の指導者の戦略を引き出していくもので、女子高でインターハイ常勝のバスケットボールチーム監督を取材。もともと自分は中学でバスケ部だったので、少しはわかっているつもりでしたが、「勝つ」ではなく「勝ち続ける」ための戦略と戦術の世界は想像を超えて奥深く、形にするのに苦労しました。撮影に入る前から何度も監督を名古屋に訪ね、最初は部員たちから「あのひと誰?」と不思議がられましたが、撮影が進むにつれて、「全員で番組を作っている」実感を得ることができました。 その他の番組でも何人かのトップアスリートと出会うことができたのも、大きな財産です。

この会社の社風、雰囲気は?

自分は「若手の中の年長」だと思っていますが、みんな普段から仲が良いです。なかなか時間が合わないけれど、たまにはチームをこえて近所に飲みに行きます。結構、お互いの仕事を意識していて、刺激し合っていると思います。

この仕事の中で大切にしていることは?

表現の世界では、もちろん個性は大切。実際、我が強い人は多い。でも、番組は決してひとりでは作り上げられないので、チームワークも同じくらい大切。
個性とチームワークという一見相反するものの中で、前に進むための方法を見出していく。むしろこのせめぎ合いこそ、番組作りの原動力ではないのかと思うことがあります。

この世界を目指す人へメッセージを!

番組や作品の中で「どう楽しめるか」「どう遊べるか」と常に工夫しようとする気持ちが大事ではないでしょうか。 あと、番組ジャンルについてはドキュメンタリーとかバラエティとか、皆さんそれぞれ志望ジャンルがあるかもしれませんが、しばらくはあまりそれにこだわらず、どんなジャンルでもチャレンジしてみる方が、意外な可能性も出てくるのではないかと思います。

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